シリアアラブ共和国で下水道整備をしている住宅建設省の副大臣などが倉敷市の伊東香織市長を表敬訪問しました。
倉敷市を訪れたのは中東・シリアアラブ共和国のカマル・シェイファ下水道担当副大臣ら５人です。一行は下水道や下水処理場の整備に必要な技術を得るために日本に研修に来ています。倉敷市からも技師１人がＪＩＣＡ（国際協力機構）を通じてシリアアラブ共和国に派遣されていて、現地で下水処理場を運営していることから倉敷市を表敬訪問しました。伊東市長は倉敷市の下水道普及率は８５％で、市民の満足度は大変高いと説明しました。カマル副大臣は「シリアでは下水道の整備は７８％近くまで進んでいるが処理場の能力が追いつかず汚水の一部が海や川に流れている現状を説明し、「２０１５年までに２００の処理場を新たに作る計画がある」と話しました。一行は、あすも倉敷に滞在し真備の浄化センターを見学するほか下水管の埋設工事の見学や下水工事の設計などの研修を受けることになっています。
