玉野市の宇野地区に地域住民のつながりを深めようと、交流サロン『えがおでうーの』が開設されました。オープンの背景には、現在、社会問題化しているお年寄りの孤独死が、あるようです。
交流サロン『えがおでうーの』を開いたのは、宇野地区の連合自治会の有志24人です。交流サロンは、玉野市立総合文化センターで毎月第一金曜日に開設され、宇野地区の3世代が、ふれあう催しなどを行います。目的は、地域住民の絆を深めることです。交流サロンの開設は、市内で16番目ですが、連合自治会が中心になって運営するのは、珍しいケースです。会場には、宇野地区の高齢者や宇野幼児クラブの親子などおよそ70人が集まりました。参加者は、運営委員のメンバーが手作りしたツリーを囲んで、ひと月早いクリスマス会を楽しみました。今回、交流サロンをオープンさせた背景には、お年寄りが誰にもみとられないで亡くなる孤独死が、宇野地区でも発生していることがあります。今年に入ってからこれまでに、宇野地区だけで3件、発生しています。宇野地区では、300人を超えるお年寄りが1人暮らしということから、運営委員では、このサロンが、引きこもりがちなお年寄りの貴重な外出の機会となるよう期待しています。次回の交流サロン『えがおでうーの』は、来年1月7日に開かれ、七草がゆによる三世代の交流会を行います。




