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国道の歩道撤去に市民反対の声

倉敷駅東地区の土地区画整理事業の一環で国道の整備が予定されています。これに伴う横断歩道の撤去に、市民らが反対の声を上げています。

『平日の午前10時半過ぎです。買い物客が多くなる時間です。倉敷駅前には、歩道橋もあるのですが、こちら横断歩道を利用する人が多く感じられます。』

国道429号を横断する歩道橋には、登りエスカレーターはあるものの下りがありません。そのため、自転車利用者や高齢者の多くが、歩道橋の利用をさけて横断歩道を利用します。

<インタ>横断歩道を利用する人はー

『駅前を右折します。横断歩道に差し掛かりました。横断歩道による交通への影響はあるとは思えません。』

横断歩道の利用者は、商店街から天満屋へまた、駅や天満屋方面から商店街へと続きます。駅前商店街では、横断歩道が撤去された場合、通行量が減るなど影響は大きいと考えています。

<インタ>商店主はー

第二火曜日の夜、倉敷物語館で毎月会合が行われています。倉敷駅前商店街や大原美術館、市議など有志およそ30人が、駅周辺の活性化をテーマに、チボリジャパン元社長の坂口正行さんを顧問に語り合っています。

<インタ>倉敷駅前商店街を熱く語る会顧問坂口正行さん『駅前に大型商業施設が出来て、大半の客が吸い込まれてしまうと多くの商店主が心配している。何とか駅前を元気にするにはどうしたらよいか考えるところから始まった。』

そこに舞い込んできたのが、駅前の横断歩道撤去の話です。30年ほど前、障がい者や商店主らの署名活動で横断歩道を設置した経緯があり、会では、撤去に反対する要望書をまとめました。

倉敷駅前商店街を熱く語る会顧問坂口正行さん『今の状態で廃止されると、代替の歩行通路、特に身障者にとって渡りづらい環境のある中で横断歩道が先になくなっていくのは、問題があるのではないかと・・・、横断歩道は、街の人の流れの構成の中で非常に大きな意味を持っているので、これは残して欲しいと要望をあげていく』

『倉敷市役所の特別会議室です。倉敷駅前商店街の横断歩道撤去に反対する要望書が提出されます。』

倉敷駅前の商店街関係者9人が、河田副市長らを訪ねて要望書を手渡しました。要望書は、倉敷駅前商店街を熱く語る会の議論を基に作成されたもので、地元自治会や障害者団体、駅前の商店街や天満屋倉敷店などが名を連ねています。倉敷市の河田副市長は、要望を踏まえて県の公安委員会と協議すると前向きな返答をしました。

<インタ>倉敷市河田育康 副市長『要望が実現されるよう公安委員会と協議を行う』
倉敷駅前商店街を熱く語る会岡晃会長『・・・』

倉敷駅前商店街の関係者らは、今後必要とあれば、横断歩道撤去反対の署名運動をスタートさせたいとしています。

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  • 放送日:2010/11/22(月)
  • 担当者:福島孝治
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