去年猛威を振るった新型インフルエンザは、記憶に新しいところです。空港などでの異様ともいえる水際対策、それに動揺した国民は、予防対策に奔走し、巷ではマスクが不足するなど様々な社会現象を起こしました。去年ですと、既に流行状態にあったこの時期。今年のインフルエンザの状況について取材しました。
寒さの増すこれからの季節。インフルエンザの流行が心配です。内科や小児科のある医療機関での定点調査では、現在のところ、1医療機関あたりの患者数が、県内で、0.01、倉敷市でも0.2と低くなっています。
新型インフルエンザが流行した去年は、インフルエンザワクチンの不足が問題になりました。今年は心配ないのでしょうか?
保健所「全国民が接種できるだけの量を確保。心配ない。」
倉敷市の病院でも10月1日からインフルエンザワクチンの接種が始まりました。この病院では、先週までに1千人を超える人がワクチンを接種しました。倉敷市では、10月の1カ月間で4万6千人がワクチン接種を終えていて、全市民の1割にあたります。
医師「いつもの年より少し早いかなという状況」
去年猛威を振るった新型インフルエンザですが、今年は去年とは違った傾向があるようです。
医師「新型が出ると季節性がなくなるが、今年は4分の3が季節性の香港A型」
今年のインフルエンザワクチンは、新型インフルエンザに加え、香港A型とB型に有効な混合タイプになっています。
医師「全国的に増えている。打って2週間は効果が出ないのでそろそろ打った方が良い」
そのワクチンの効果は、1回の接種で得られるのでしょうか?
医師「13歳未満は2回、それ以上は、1回」
例えば、倉敷市では、予防接種の料金はいくらなのでしょうか?
保健所「・・・」
各自治体では、市民税の非課税世帯などへの助成制度があります。
では、インフルエンザにかかってしまった場合、治療薬にはどのようなものがあるのでしょうか?
医師「タミフルやリレンザ以外に様々な治療薬が出ている。しかし、48時間以内の受診」




