若手作家の留学を支援する秀桜基金留学賞に選ばれ、去年帰国した倉敷市田ノ上の洋画家佐藤 朋子さんの作品展が、倉敷市中央のギャラリーKで開かれています。
会場には、布をモチーフに描かれた油彩画を中心におよそ60点の作品が展示されています。佐藤 朋子さんは、美術作家の高橋秀さんと妻の藤田桜さんが若手作家の留学を支援する秀桜基金で2008年にドイツのケルンに留学しました。これまで淡い色彩の風景画を描いてきた佐藤さんは、ドイツ留学をきっかけに、油絵の具の魅力である強い色彩にこだわって描こうと決意しました。今回の個展ではバロック時代の宗教画の中に描かれている布をモチーフにし、何層も色を重ねあわせることで奥行きと重厚さのあふれる作品に仕上げています。佐藤 朋子さんの個展は21日(日)まで、倉敷市中央のギャラリーKで開かれています。




