倉敷本染手織会の作品展が、きょうから倉敷民藝館で始まりました。
倉敷本染手織会は、倉敷民藝館の設立者である故外村吉之介さんが1953年に設立した倉敷本染手織研究所の卒業生の会です。作品展も今年で57回目を数え今年は、全国各地で活動する卒業生30人がおよそ800点の作品を展示しました。会場には、椅子敷やテーブルセンターなど日常的な使いやすさにこだわった作品が並んでいます。民藝の心を表す「健康で、無駄がなく、まじめで、いばらない」。作品は、「自分の家族のために」という思いを常に込めて流行に左右されないデザインや手法を心がけています。今回の展示でも、30人の卒業生たちの作品はそれぞれが自己主張をすることもなく57年前と変わらない同じ思いの手織作品が並びました。倉敷本染手織会作品展は、倉敷市中央の倉敷民藝館で23日(火)まで開催されています。




