創作手描友禅の教室を主宰する猪股洋子さんと教室生による作品展が、倉敷市阿知の倉敷物語館で今日から始まりました。
会場には、繊細で色彩豊かな友禅染の作品およそ100点が展示されています。これは、岡山市で創作手描友禅の教室を主宰する猪股洋子さんと教室生「華の会」の会員が描いた作品です。手描友禅は、色彩豊かに染め上げた絵画的な模様染めの手法で、顔料を使っているため色落ちしないのが特徴です。筆の運びで表現が変わるほど一本一本の線にこだわる繊細さと花びら一枚一枚にもぼかしと色合いがあって調和がとれた作品に仕上がっています。猪股さんの指導を受ける華の会の会員は、現在70人ほどおり、なかには20年以上続けている教室生もいるそうです。色彩表現の難しさに苦労しているそうですが、「作品が完成したときの喜びは格別」と会員は話しています。創作手描友禅の作品展は、11日(木)まで倉敷美観地区の倉敷物語館多目的ホールで開かれています。




