淡い色合いで風景や花を描く水彩画家村田收さんの個展が、倉敷市中央の倉敷・中央画廊で開かれています。
水彩画家村田収さんは、小学6年生からおよそ7年間を倉敷で過ごし、その後は、東京で創作活動を続けていました。都会で絵を描き続けているうちに、「森の中で創作活動をしたい」と思うようになり、栃木県の那須高原に移り住みました。村田さんの作品は、水をたっぷりと塗った紙に絵の具を落としてにじませる技法です。「絵の具を塗っては乾かす」を10回ほど繰り返し独特のぼかしを表現していきます。那須高原に引っ越し自然に触れるようになったことで、美しい森や木漏れ日を表現したいと思うようになり、この技法を使い始めました。村田さんが、こだわって描き続けているのが、差し込む光。塗り重ねた絵の具を筆で取り除くことで、色の濃淡を出し、やさしい光を表現しています。水彩画家村田収さんの個展は、今月14日(日)まで、倉敷・中央画廊で開かれています。




