学生服の歴史を見ることのできる「児島学生服資料館」が、今月15日のオープンを前に、報道関係者に公開されました。
倉敷市児島は、大正時代は足袋産業日本一のまちとして知られていましたが、綿の輸入が厳しくなったことから、学生服産業へと変わっていきました。最初の学生服は、足袋の生地で作られていて、伸縮性が弱いものでしたが、除々に生地を改良し現在も使われている丈夫なテトロン生地へと移り変わりました。児島学生服資料館は、学生服の歴史を次の世代に伝えたいという思いで、倉敷市児島下の町に本社を置く学生服メーカー日本被服が、工場の一部を改装して作りました。館内には、足袋を作っていた時代に使われていて、今も受け継がれている裁断用ののみや、昭和40年代の児島の町並みの写真など、「学生服のまち児島」の歴史を見ることができます。また、2階には、制服展示のほか、制服の試着体験も行うことができます。児島学生服資料館は、15日(月)から、一般公開されます。入場料は無料で、開館時間は、10時から17時までとなっています。




