秋の火災予防運動が全国一斉に始まりました。このうち、総社市では防火啓発のための着ぐるみに名前がつけられました。
犬の着ぐるみが「わん太」ねずみは「ちゅう太」と名づけられました。命名式では名づけ親になった井尻野幼稚園年長の前田優香ちゃんと総社小学校6年の河野都宮志さん、2歳の窪津真緒ちゃんの3人へ総社市消防本部の栢野豪消防長から表彰状と記念品が手渡されました。2体の着ぐるみは去年6月に総社市防火協会から贈られていましたが名前は無く、今年9月の消防写生大会で公募しました。応募323件の中から現場へナンバー「ワン」で駆けつける消防士、火元に注(チュウ)意をよびかけるといった表現であることから「わん太」「ちゅう太」が選ばれました。名前の決まった2体の着ぐるみは今後、総社市内の防火啓発活動へ積極的に参加していきます。
名前の決まった2体の着ぐるみは早速、総社市婦人防火クラブのメンバーと一緒に住宅用火災警報器の設置を呼びかける街頭啓発活動を行いました。街頭啓発活動では、買い物客へ警報機の設置の有無を確認したり、まだ設置していない人へは早期の設置を呼びかけてチラシなどを配りました。総社市内の住宅用火災警報器の設置率は今年1月現在で30%台と岡山県内の市町村で最も低くなっています。来年6月から設置が義務化されますが、義務化を前に火災への備えとして市民への理解を強く求めました。総社市消防本部では、秋の火災予防運動期間中、市内で行う消防訓練などの際、参加者に対し、住宅用火災警報器について設置を広く呼びかけていくことにしています。




