女流棋士による将棋のタイトル戦「第18期倉敷藤花戦」が倉敷市芸文館で行われ、里見倉敷藤花が三番勝負の第3局にもつれる熱戦を制し、3連覇を果たしました。
第2局では里見香奈倉敷藤花が111手で岩根忍女流二段を下し、1勝1敗のタイで第3局を迎えました。第3局は振り駒により、先手が岩根女流二段、後手が里見倉敷藤花に決まりました。第1局・第2局はお互いに三間飛車の形を作りましたが、第3局も同じくお互いに三間飛車による激しい攻防を繰り広げました。芸文館アイシアターでは、第2局につづき、有吉道夫九段による大盤解説が行われ、大勢の将棋ファンが詰め掛けました。対局の結果、114手で里見倉敷藤花が、岩根女流二段を下し、3連覇を達成しました。これまでの倉敷藤花戦で第一局を落としてから逆転で勝利したのは第15期の清水市代さんにつづいて2人目です。里見倉敷藤花は先月28日の女流王将戦で史上最年少3冠を獲得したばかりで、今回3冠を守りました。




