ガンを患い闘病生活を続けている倉敷市連島の城戸小枝子さんが古い着物を再利用した創作表装の作品展を開いています。
68歳を迎えた城戸さんは6年前に肝臓ガンを患い入退院を繰り返しながら現在も闘病生活を続けています。若い頃に水墨画やレザークラフトをはじめその技術を活かすため10年前から掛け軸の表装を始めました。会場には古い着物を再利用した個性溢れる掛け軸130点が並んでいます。日本手ぬぐいに鮮やかなヒガンバナを描いた軸は今年、全国の表装研究者から高い評価を受け賞に輝いた力作です。こちらの漢字一文字の軸は古い障子紙に大きな刷毛で文字を書いた個性的な作品です。中には60年近く前の晴れ着の布を用いた作品もあり訪れた人が足を止め見入っていました。
ガンと闘いながら生きがいとして手がけた城戸さんの表装作品展は
26日(火)まで倉敷市本町のギャラリー十露で開かれています。




