来年の干支・ウサギをかたどった香合の窯出しが倉敷市羽島の陶芸家岡本 篤さんの天神窯で行われました。
干支の香合の制作は、先代の父・欣三さんの時代から続いていて今年で63作目です。今回、窯出しされた作品は「辛卯香合」です。岡本さんはウサギのもつ柔らかで自由な魅力を表現しようと動物園や近くの幼稚園のウサギ小屋の見学を重ねたそうです。香合は釉薬を使って赤い目とピンク色の耳に仕上げられ、可愛らしいウサギの雰囲気を醸し出しています。なかには体の一部にうすい緑色がかかったものもあり、微妙に異なる色合いと表情をみせています。干支の香合は、縁起物として人気があり、年内までにおよそ350個を制作するそうです。窯出しされた香合などの作品は、24日(日)まで倉敷市羽島の天神窯アトリエで展示されます。




