完全無農薬・無肥料によるリンゴ栽培で知られる「木村式自然栽培」を、米作りに生かそうという取り組みが倉敷市と総社市で始まり、18日、始めての収穫が行われました。
この栽培は、肥料を全く使わずに自然の力だけで育てる方法です。通常、苗は根から肥料を吸うため、少しでも栄養を探そうと、根を広く張り巡らせます。そのため、一本の苗から太くて強い茎が複数育ちます。この日は、始めての収穫が行われ、たわわに実った「朝日」という品種の稲を岡山県木村式自然栽培実行委員の会員などが、機械を使い刈っていきました。木村式で育てた稲は、今年の猛暑の影響もなく、例年より1、5倍ほど多い収穫量となりました。刈り取った稲は、実行委員で試食したあと、スーパーや市内の寿司店などで販売されるということです。




