倉敷を代表する町家建築で、国の重要文化財に指定されている倉敷市阿知の大橋家住宅で琴の演奏会が開かれました。
演奏会を開いたのは、倉敷市内で活動している生田流筝曲のグループ「操秋会」です。演奏会では代表の鈴木 勝秋さんら4人が,「もみじ」や「村まつり」といったおなじみの童謡曲や、筝曲の古典「千鳥の曲」を披露しました。1796年に建てられた大橋家住宅は、文化財保護の観点もあり、これまでイベントにはほとんど活用されていませんでしたが、大橋家九代目当主の大橋 紀寛さんは、観光施設のみならず「使ってもらってこそ建物が生きる」と建物を開放したイベントを今年から展開しています。訪れた人は、倉敷を代表する町家の雰囲気にぴったりとあった琴の演奏をじっくりと楽しんでいました。大橋家住宅では来月20日から桑原専慶流の生け花作品展が開かれます。




