明日、開幕する「倉敷屏風祭」に先だって、倉敷美観地区の大原家住宅に豪華な屏風が、お目見えしました。
大原家住宅では、倉敷屏風祭が始まった8年前から、毎年、開幕の一日前に、屏風を展示し、一足早く観光客の目を楽しませています。今年は、江戸時代後期の絵師岡本秋暉が描いた『雲龍図』を展示しました。今年は、大原孫三郎が生まれて130年の節目の年にあたることから、辰年生まれの孫三郎にちなんで、龍の屏風を選びました。4曲1隻の屏風には、昇り龍と降り龍が格調高く、重厚な作風で描かれています。屏風に描かれた龍は、児島虎次郎がデザインした倉敷川にかかる今橋の欄干のモチーフになったと、考えられています。大原家住宅の前では、通行中の観光客が足を止め、一足早い屏風祭の雰囲気を楽しんでいました。今年で9回目を迎えた倉敷屏風祭は、明日16日から2日間、倉敷市本町と東町など美観地区周辺で開かれます。KCTでは、この倉敷屏風祭の模様を明日16日のご覧の時間に生中継で放送します。




