倉敷市立真備東中学校では原爆被爆者から体験談を聞く、平和学習授業が行われました。
授業には来週、広島へ平和学習で訪れる2年生、およそ100人が参加しました。語り部として招かれたのは、倉敷被爆者会の藤原俊博さん、78歳です。藤原さんが被爆したのは12歳で当時の広島市比治山本町の学徒動員先での出来事でした。藤原さんは原爆の被害に遭ったあと、父親に連れられて歩いた血の海のような状況となった広島市内の様子など、当時の悲惨な出来事を生徒たちに語りました。また、被爆してから現在まで、体調不良が続いていることなども話し、原爆の人体への継続的な脅威を説明しました。そして最後に「戦争や原爆に正当性は決してない。二度と戦争のない平和な世界を皆さんで作ってください」と生徒たちに訴えかけました。15日に授業を受けた真備東中学校の2年生は今月22日に広島を訪れ、さらに戦争について学んでいくことにしています。




