高梁川漁業協同組合は、孵化直前の鮎の受精卵を高梁川の河口に放流しました。
鮎の受精卵の放流は、天然鮎の産卵が減少し、遡上する稚鮎が減っている現状を食い止めようと岡山県内水面漁業協同組合連合会が毎年、10月初旬に3つの主要河川で行っているものです。高梁川・霞橋南の汐止めでは、10日前に高梁川栽培漁業研究所で人工採卵した鮎の受精卵約2500万粒を放流しました。鮎の受精卵は、0・7ミリから1ミリの小さなものでシュロの繊維の束に付着させ、筏に吊るして川の中に放流しました。受精卵は、今晩中に孵化する予定です。放流後に孵化した鮎が海で成長して、川に戻ってくる遡上の割合は1%と言われていますが、今年は、天然鮎の産卵が多く来年の春の遡上に期待が寄せられています。




