北海道大学名誉教授で倉敷芸術科学大学でも教鞭をとった鈴木章さんなど3人が、有機化学合成法の開発でノーベル化学賞を受賞することが決まりました。
ノーベル化学賞の受賞が決まった鈴木章さんは、倉敷芸術科学大学が開学した平成7年から7年間、産業科学技術学部の教授を務めていました。
倉敷芸術科学大学では、きのう夜鈴木さんの元同僚らが会見し、喜びを語りました。
一夜明け、大学には、鈴木元教授のノーベル賞受賞を祝う長さ8メートルの垂れ幕が設置され、学生や大学職員が、拍手で功績を称えました。
一方、大学近くにある割烹も今回の快挙を喜んでいます。
鈴木さんの開発した合成法は、金属触媒を利用して効率よく炭素を結合させる画期的なもので「鈴木カップリング」と言われています。この合成法で、医薬品をはじめ工業製品に利用される有機化合物を人工的に大量に作ることが出来るようになりました。




