玉野市の渋川海岸で4日、松林を松くい虫の被害から防ごうと、予防剤が撒かれました。
玉野市から委託を受けた作業員およそ15人が「植物活性剤」を松林のおよそ3分の1にあたる78本の松の周りに撒いていきました。「植物活性剤」を撒くことで松が元気になり、マツヤニの分泌量が多くなります。マツヤニには「マツノザイ線虫」や「マツノマダラカミキリ」などの害虫を寄せ付けない働きがあるということです。渋川海岸の松くい虫予防作業はおよそ300本ある松を3つのエリアに分け、1年ごとに1ヵ所ずつ予防剤の散布を行っています。3年間のサイクルで作業を行うことにより海岸全体の松林の害虫予防を効率よく行えるということです。玉野市によると作業の成果もあり、今のところ、松には大きな害虫被害はなく、成育状況は良好だということです。玉野市では来年1~2月頃にも予防作業を行うことにしており、次回は松の木の幹に直接予防薬を注入するということです。




