総社市出身の画聖「雪舟」にちなんだ墨彩画入選作品展がサンロード吉備路できょうから開かれています。
展示初日となったきょうは、審査員や関係者らがテープカットを行い、オープニングを祝いました。作品展は、総社市で生まれた雪舟の偉業と足跡を顕彰し、文化振興の寄与を目的に隔年で開かれています。会場には、北海道から沖縄まで、全国各地から応募のあった329点の作品の中から、最優秀作品「雪舟大賞」を始めとした55点の入選作品が展示されています。例年通り、今回の入選作品も墨彩画の枠を越えた、色彩豊かな作品が目立つ一方、上位作品には、墨の濃淡だけで表現した作品が多く選ばれました。最優秀賞となる「雪舟大賞」を受賞した東京都の宇高健太郎さんの作品「枯蓮」は、自宅の近所にある池を無彩色のトーンで描いたもので、池の静けさが伝わる作品となっています。「雪舟の里総社・墨彩画作品展」は今月10日(日)まで総社市三須のサンロード吉備路で開かれます。また、会場を移し岡山と倉敷でも順次開催されることになっています。




