食料自給率の向上を図ろうと、備中県民局管内に若手農業後継者などでつくる啓発隊『にっこり隊』が発足し、きょう、出発式が行われました。
にっこり隊は、岡山県が定める10月の食料自給率向上月間に合わせて、結成されました。隊員に委嘱されたのは、倉敷市や総社市など県民局管内6市3町の若手農業後継者など14人です。隊員は、県から託された食料自給率45%運動への協力を呼びかけた伝達文を管内の市長と町長に手渡すほか、食料自給率向上への啓発活動に力を入れます。岡山県の食料自給率は、ここ10年、40%前後で推移していて、全国平均の41%を若干下回っています。岡山県では、耕作放棄地の活用や米粉、飼料米などの生産、それに地産地消の推進などで食料自給率の向上を図っています。また、出発式に先立って、食料自給率向上をテーマにしたキャッチフレーズの表彰式が行われ、最優秀賞の三宅浩さん(倉敷市)など6人に、表彰状が贈られました。




