今年の8月以降、県内では雨の少ない日が続いており高梁川水系のダムの貯水量が低下しています。高梁川水系水利用協議会は28日、渇水調整準備会を開きました。
会議には国土交通省岡山河川事務所をはじめ、高梁川水系の水を利用する関係自治体の代表者などおよそ50人が出席しました。8月の高梁川流域の平均降水量は、65ミリと平年の半分程度という少なさでした。また、高梁川水系の主要6ダムの一つで水の使用量のおよそ6割を占める新成羽川ダムでは現在、取水口の工事のため有効貯水量がゼロになっています。これらの影響で主要6ダムの貯水率は9月28日現在、31・7%と平年の半分以下となっています。広島地方気象台による1ヵ月予報では9月下旬から10月下旬にかけての降水量は平年よりも上回る確立が高いとしていますが、依然厳しい状況に変わりはありません。岡山河川事務所ではホームページ上で高梁川水系のダムの貯水量などの情報を公開し市民に節水を呼びかける他、具体的な節水対策を更に協議していく方針です。




