今年創立40周年を迎えた倉敷市立葦高小学校で記念講演会が開かれ、卒業生で数々のジブリ作品の作画監督を務めた 山下 明彦さんが講演しました。
山下 明彦さんは、昭和53年に葦高小学校を卒業し、アニメーターとして活躍。映画「千と千尋の神隠し」からスタジオジブリの作品に参加し、「ハウルの動く城」やこの夏公開された「借りぐらしのアリエッティ」では作画監督を務め、作品に登場するキャラクターの設定などをしています。児童代表とPTAらによるインタビュー形式で行われた講演会では、山下さんがこれまで手がけてきた作品を紹介するとともに、山下さんのアニメーションに対する思いが話されました。このなかで山下さんは、「いろんな人と出会って様々な刺激を受けてきたことで作画マンとして成長できた」と自身の経験談を話しました。また、「外で遊んでいるときに感じた土や水の感触など、子どものころにした体験が今の仕事に生きている」と話し、子どもたちにいろんな体験をすることの大切さを説明しました。また、会場にはジブリ作品をモチーフに児童やPTAらが描いた作品が展示されたほか、この日のために結成されたPTAらによるコーラスグループが歌声を披露するなどして記念講演会に華を添えました。




