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企業の力⑨「岡山プリーツ」

環境や平和、食べ物に関する問題。現代社会の中に渦巻くさまざまな問題や思いを、なにげなくTシャツの中にデザインしています。その種類は実に100種類に及び、インターネットのみの販売で、年間1万5千着を売り上げます。実はここに繊維の町・倉敷市児島だからこそ生まれた「ネットだけの隠れ服屋」の力があります。
鴨井店長「会社をし始めて『おかしいな』というのがいっぱい見えてきた」

倉敷市児島柳田町の「岡山プリーツ」。1980年に学校制服のプリーツ加工を請け負う縫製加工会社として創業しました。現在も制服メーカーから依頼された幼稚園児から高校生を中心とした学生服のスカート生地に、ひだ状に織り込むプリーツ加工を施しており、特に新学期が始まる3月と4月は、工場内は猫の手も借りたい忙しさとなります。

しかし、その一方で、それ以外の時期、特に6月から8月は閑散期となります。そこから誕生したのがインターネット上のオリジナルTシャツ販売ショップ「mi―215.(エムアイ ニイイチゴドット)」でした。
鴨井店長「プリーツスカートは夏のシーズンは仕事が減ってくる。そのシーズンを補うものとしてTシャツを思いついてやり始めた」

2002年2月に鴨井店長がデザイン学校時代の友人と一緒に始め、現在では会社の売り上げの大半を占めるまでに成長しました。学生服の製造が海外へシフトしたり、少子化や不況の影響で事業が低迷する中、Tシャツの売り上げはインターネットの普及とともに増加しました。今では全国各地から多い日には200着の注文があります。しかし、現在に至るまでの道のりは決して楽なものではありませんでした。
鴨井店長「最初はすごく大変だった。何回かやめようとも思った。やり始めたころはまだネット販売というものがあまりなかったのでチャレンジ精神でこだわってやっていこうと・・・」

こだわり続けたインターネット限定販売。それが現在の成功に結びついています。いかにして顧客の目を引くか、ホームページの作成に試行錯誤した結果、独自のスタイルを確立することとなりました。
鴨井店長「それまでモデル着用とかライフスタイルにあわせた感じのホームページの見せ方はなかった・・・」

ただ商品の写真を載せるのではなく、社員自らがモデルをこなし、時には山や海にロケに出かけるなど、身近に感じてもらい、イメージしてもらいやすいよう、商品の見せ方を工夫しました。ホームページ上にはモデルの身長と着用している服のサイズも記載されており、手に取ってみることの出来ないインターネット上の買い物の欠点を補う気配りが見受けられます。ネット販売にこだわったからこそ生まれたアイデアです。

そして、成功を収めたもうひとつの理由が、Tシャツに込められた社会性の高い独自のメッセージです。
鴨井店長「買っていただいた方に『このメッセージがいい』とか『奥が深い』とか言われたら作ってよかったと思う」

ネットだけの隠れ服屋が生み出すメッセージは多くの共感を呼び、着実に販売数を伸ばしました。イラク戦争が起きたときに制作した憲法9条をテーマにデザインしたTシャツはマスコミにも取り上げられ、話題を呼びました。

事業を始めた当初はわずか数種類しかなかったオリジナルTシャツは今では100種類以上にのぼります。ネットビジネスに多くの企業が参入し、熾烈な戦国時代に突入するなか、岡山プリーツはプリーツ加工時代から培ってきた精神と、独自のこだわりを活かし、倉敷市児島から多くのメッセージを伝え続けます。
鴨井店長「自分の国なんだからもう少し考て、ずっと先につなげていったほうがいいと思う問題をTシャツのメッセージとして出していきたい」

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  • 放送日:2009/06/15(月)
  • 担当者:藤中宏充
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