自殺予防講座が倉敷市福田町のライフパーク倉敷で開かれ、女優の寿美花代さんのトークショーが行われました。
会場には、倉敷市民らおよそ500人が集まりました。女優の寿美花代さんは、1998年に夫で俳優の高島忠夫さんがうつ病と診断され、以来およそ10年にわたり闘病生活を支えてきました。
トークショーの中で寿美さんは、「笑顔を絶やさずに夫を支えてきたこと。また、大きく深呼吸をしたり、空を見上げるなどして自分の気持ちを切り替えながら接してきた」ことなど自身の経験談を話し、「過剰な気配りは相手にプレッシャーを与えてしまう。特にうつ病の人と接する際には、さりげない気配りが大切」と説明しました。また、「叶うという字は口ヘンに十と書く。10回口で願い事を唱えたら願いは叶うと考えるようにした」などと話し、物事を前向きにとらえましょうとアドバイスしました。また、トークショーのあとには自殺予防センター東京の西原由記子さんによる「自殺予防のためにできること」と題した講演も行われ、参加した人たちは、一人ひとりの命の大切さについて再認識していました。




