絶滅が心配されているミズアオイが県内で唯一、自生している倉敷市加須山の倉敷川沿いで観察会が行われました。
ミズアオイの観察会は倉敷市立自然史博物館友の会などの呼びかけで、花が咲く時期に合わせて開かれています。今年は近隣住民など73人が参加しました。ミズアオイは紫色の花を咲かせる1年草です。かつては川や田んぼで見ることができましたが、除草剤や農薬の影響などで数が減り、今では岡山県版レッドデータブックで最も絶滅が危惧される1類に指定されています。
倉敷市加須山の小瀬戸橋下は県内唯一の自生地で、市民の手でミズアオイを守っています。今年は猛暑の影響もあり例年より花つきが遅く、2株が花を咲かせています。訪れた親子連れらは花を覗き込んで様子を見たほか自生地に暮らす昆虫などを観察していました。ミズアオイの観察会の模様は10月の「発掘!エコライフ」でも詳しくお伝えします。




