倉敷市真備町の商工団体が豪雨災害や新型コロナでダメージを受けた飲食店を元気付けようと、新しい商品を開発しました。
「復興グルメ」と位置づけた第一弾はカレーライスで商品名を「南山掘削カレー」と名付けました。
どんなカレーなのでしょうか。
こちらが、「南山掘削カレー」です。
ぱっと見ると普通のカレーライスですが、ポイントはその名前にあります。
南山とは、船穂町柳井原と真備町川辺の境にある標高70mほどの山です。
戦国時代の山城跡や弥生時代の集落跡などが発掘されています。
高梁川と小田川の合流点付け替えのため、現在山ごと崩す工事を行っています。
この掘削される南山をモチーフにしたのが、こちらのカレーライスです。
カレーのルーで、下流への付け替えにより生まれる新たな小田川の流れを表現しました。
アイデアを出したのは、南山の掘削工事を管理する河川事務所のトップ濱田靖彦所長です。
濱田所長のアイデアを現実にしたのが、真備船穂商工会青年部のメンバーです。
この金型は、建築板金の会社を経営する山下大輔さんが作りました。ご飯を詰めて皿に盛りつけると、
南山が現れます。
掘削される川沿いの斜面をうまく再現しました。
そして、カレーのルーは、地元のうどん店を切り盛りする川原涼さんが担当。
10種類のスパイスと7種類の具材を使いました。
ごはんの山の上に旗を立てて、戦国時代に山城だったことをアピールします。
この日は試食会があり、アイデアを出した濱田所長と商工会青年部のメンバーが出来栄えを確認しました。
今後は、このカレーを真備町の「復興グルメ」として打ち出し、飲食店を元気づけたい考えです。
真備町の復興グルメ第一弾「南山掘削カレー」は、今月24日に開かれるイベント「復興阿吽祭・真備船穂マルシェ」で初めて販売されます。
一皿500円で、200食限定です。
南山掘削カレー「復興阿吽祭・真備船穂マルシェ」
会場(マービーふれあいセンター)
24日午前11時~200食販売




