高校野球の監督など指導者を対象にした研修会が開かれ、通算38回甲子園に導いた名将が、監督としての心構えを伝授しました。
智辯和歌山高校硬式野球部元監督 髙嶋仁さん
「目先にとらわれず世の中に出た時に恥をかかさないような指導をしてほしいこれが高校野球の監督に課された課題」
岡山県高校野球連盟主催の指導者研修会には、野球部の監督などおよそ120人が参加しました。
講師を務めたのは、智辯和歌山高校硬式野球部元監督で現在環太平洋大学体育学部の教授を務める髙嶋仁さんです。
髙嶋さんは、練習試合で相手チームとの違いを肌で感じれば選手が変わることなど、就任直前まで野球同好会だった智辯和歌山を甲子園に率いるまでのエピソードを紹介しました。
元智辯和歌山高野球部監督 髙嶋仁さん
「だから智辯和歌山も同好会だったけど上がっていっているそこでやっぱり指導者の考え方選手のことを考えて言葉の使い方をしっかり勉強すれば選手は生き返る」
ここで髙嶋さんは、1996年の夏の甲子園決勝で生まれた「奇跡のバックホーム」を例えに上げました。
元智辯和歌山高野球部監督髙嶋仁さん
「選手と監督の絆がこういうプレーを引き出している。この選手が5年後、10年後どうなるかそこまで考えながら指導するのが高校の指導者」
指導者研修会は、新型コロナの影響で去年、おととしは中止していて、3年ぶりの開催となりました。




