倉敷市の医薬品販売会社・フカイと、航空宇宙分野の研究を行う一般社団法人「MASC」は今月13日(木)、ドローンに医薬品を乗せ離島へ輸送する実証実験を行いました。
笠岡市神島から、風邪薬や胃腸薬などが入った1キロのケースを吊り下げて飛び立ったのは、直径およそ1・2メートルの大型ドローンです。
目的地となる笠岡市白石島までのおよそ5キロの距離を15分ほどで飛行し、到着した薬を受け取ったフカイの社員が島に住む人へ手渡しました。
フカイでは現在、年1回、社員が白石島を訪れ各家庭を車で周って薬の交換や補充を行っています。
ドローンを使った輸送が実用化できれば、島民の様々な要望に適宜応えられるようになるということです。
ドローンを使った輸送や、空飛ぶ車の実用化などに取り組むMASCが離島への輸送実験を行うのは、2019年に倉敷市下津井と六口島間で行われて以来、2例目です。
フカイは今後もMASCのドローンを使った実験に協力していく方針です。




