地域の防災力向上に役立てます。
夜間定時制の倉敷市立精思高校で、生徒が地域住民や有識者とともに、学校周辺の危険な場所を点検しました。
参加したのは、1年生の生徒と、地域住民や防災士の資格を持つ建築士など有識者、あわせて20人です。
精思高校では今年度、防災学習の一環で防災マップ作りにチャレンジ。
地震や水害などの時に危ない場所を調べ、地図にまとめる作業を進めています。
今回は、生徒が学校周辺を歩きながら有識者に説明しました。
同行する有識者も、歩いて気づいた点を生徒たちに伝えます。
学校のある八王子町周辺は、ハザードマップによると内水氾濫で最大40cm、大規模な洪水だと最大3mの深さで水に浸かる可能性があります。
また、補強されていなければ大きな揺れで倒れる恐れがある高いブロック塀も、細い路地が多いこの地区ならではのチェックポイントです。
暗くなって初めてわかる危険な場所もあり、生徒たちは歩きながら実感していました。
精思高校では、これまでの生徒の調査と今回の地域の有識者による指摘をもとに、今年中に学校周辺の防災マップを完成させたいということです。




