県内の女性備前焼作家でつくる陶芸家グループ咲楽SAKURAによる作品展が、天満屋倉敷店で開かれています。
咲楽SAKURAは、女性らしさを尊重し切磋琢磨して、それぞれの個性を伸ばすことを目的として、2008年に県内の備前焼女性作家で結成されました。
現在は備前市などで作陶に励む8人が所属しています。
コロナ禍のため、2年ぶりとなった今回の作品展では、日頃の成果を披露する場が無い中、それぞれが温めてきたアイディアを存分に発揮する作品が展示されています。
倉敷市茶屋町在住の辻多恵さんは備前焼では珍しい、象嵌という手法を取り入れました。
象嵌は生地に凹みを作り、凹みに化粧土を埋めて模様を表現します。
シンプルな備前焼に、辻さんオリジナルの模様が入ることで、モダンな雰囲気を感じさせます。
このほかにも、可愛らしい動物をモチーフにした置物や、丸みを帯びた柔らかい表情の器など、女性ならではの感性が光る作品が並びます。
咲楽SAKURA 備前焼女性作家展は、今月5日(月)まで天満屋倉敷店4階美術画廊で開かれています。




