水島臨海鉄道で動かなくなっていた旧国鉄車両が今年の3月にクラウドファンディングによって修復され甦りました。
きのう支援してくれた人への返礼として、車両の運転体験会が行われました。
運転体験が行われた車両は旧国鉄車両のキハ205です。
この車両を復活させるクラウドファンディングに協力した支援者が修復された車両を運転しました。
キハ205は昭和30年代に1000両以上旧国鉄が製造した車両の1つで、60年たった今では全国の鉄道会社にたった2両しかない貴重な車両になっています。
2017年に水島臨海鉄道でも老朽化により引退したキハ205は野外に保管されていたため車体の腐食が進みエンジンもかからない状態になっていました。
水島臨海鉄道はキハ205など所有する旧国鉄車両を復活させようと去年8月にクラウドファンディングをスタート。
全国各地の約1300人から支援が寄せられました。
約2300万円の支援金を活用してキハ205は車体とエンジンの修復が行われ、今年3月再び動く状態になりました。
そしてきのう(17日)そのクラウドファンディングで30万円を寄付した人への返礼品としてキハ205の運転体験が行われました。
支援した7人のうち5人が今回の運転体験会に参加し水島臨海鉄道の運転士から指導を受けながら、倉敷貨物ターミナル駅の構内を実際に運転しました。
参加者は支援により甦った車両を自らの手で動かし貴重な車両の復活をかみしめていました。
水島臨海鉄道のクラウドファンディングの返礼はこれで全てが終わり今後は一般の人に向けたお披露目を行っていきたい考えです。
クラウドファンディングで復活した車両の一般向けのお披露目イベントは10月頃を予定しています。




