倉敷観光コンベンションビューローは滞在型観光地などを目指した観光研修会をひらきました。今年創立80周年を迎える大原美術館の大原謙一郎理事長が講演を行いました。
倉敷アイビースクエアで開かれた研修会には 市内の宿泊、飲食、土産物店関係者など160人が参加しました。講師の大原謙一郎さんは「大原美術館がお客様に訴えたいこと」と題して「顧客のニーズに合わせることはマーケッティングの王道ですけれども」と切り出し、こう訴えました。大原さんは、地方都市の個性を互いに競い合うことが日本の活性につながるという持論を展開し、倉敷は 歴史的にも文化的にも世界に発信すべきものを持つ街と呼びかけました。その裏づけとして大原美術館の理念やコレクションをあげ、観光客の知的満足を満たす「もてなし」もあると結びました。講演を主催した倉敷観光コンベンションビューローは「温かいもてなし」市民運動の展開や滞在観光地を目指し毎年研修を開いています。




