総社市地域公共交通会議が開かれ、総社市が来年度から導入を目指すデマンド交通を軸に新しい交通体系を検討することになりました。
総社市では、自宅から目的地まで送る予約型乗り合いタクシー「デマンド交通」の導入を目指しています。公共交通会議は、バス協会やタクシー協会などの委員で構成されており、利用者が最も便利な交通体系を協議しています。この日、市からはデマンド交通を導入した際の交通体系の見直し案が説明されました。市の案によると、デマンド交通を導入した場合、年間6500万円ほどの予算が必要になる見込みです。また、これにより現在、市内を運行している路線バスの補助金を廃止するほか、今年度で試行期間が終了する美袋地区や阿曽地区を走るコミュニティバスをデマンド交通に移行する案が提出されました。委員からは、「10年、20年先も維持ができるのか」「通勤通学時間帯の対策が必要」といった意見が出されましたが、委員の採決の結果、賛成多数でデマンド交通を軸に今後、交通体系を検討していくことになりました。




