備中地域の地産地消を進めるため、野菜や果物の直売所の魅力アップを図ろうというセミナーが総社市内で開かれました。
セミナーには、直売所の運営者や農産加工品の生産者など40人が集まりました。講師は、直売所コンサルティングで農林水産省の「地産地消の仕事人」に選ばれている勝本吉伸さんが招かれました。勝本さんは「画一的なスーパーと違い直売所はもっと自由な発想で商品を揃えた方が面白い」と話し、「消費者に『買う楽しさ』を提供する必要がある」と説明しました。備中県民局によると、管内には69カ所の直売所があり、中には経営状態が相当悪化している直売所もあるということです。備中県民局は地産地消を進める上で直売所の存在は欠かせないとして魅力アップのヒントを探ってもらうためにセミナーを企画しました。勝本さんは「『鮮度がよくて価格が安い』のは当たり前」として、ネギの袋に一列にジャガイモを入れるとか、タケノコと木の芽を一緒に売るなど直売所ならではの工夫が必要だと話しました。




