福田中学校は、去年のこの大会、男子団体戦で準優勝しています。今年も、去年のメンバーでもある主将の岡本選手を軸にベスト8進出を狙いました。
初戦では四国ブロック2位の香川県・高松市立勝賀中学校と対戦。勝負は第2ダブルスまでもつれますが、最後は岡本・三宅ペアが力の差を見せ、まずは初戦を突破します。
つづく2回戦は、近畿ブロック1位の滋賀県・大津市立日吉中学校との対戦。福田中は第1ダブルスに三宅・谷村の2年生ペアを持ってきました。三宅・谷村ペアは第1ゲーム・第2ゲームと、一進一退の攻防を見せ、勝負はファイナルゲームにもつれ込みます。ファイナルゲームは序盤、相手ペースで進みますが、終盤粘りを見せ、ついには同点に。最後は24対22とデュースの末に接戦を制します。
その流れに乗り、第1シングルスで登場したエース・岡本選手は相手を圧倒。福田中は2対0で2回戦も突破。目標であるベスト8進出を果たします。
そして、迎えた準々決勝。相手は第3シード、北信越ブロック1位の富山県上市町立上市中学校。まずは第1ダブルスで岡本・三宅ペアが相手の2年生ペアを圧倒しますが、つづく第2シングルスの2年生・藤井選手は敗れ、勝負は第2ダブルスの大島・田島ペアにゆだねられます。
その大島・田島ペア、第1ゲーム序盤で最大5点差あったビハインドを追いつくと、勝負はデュースにもつれ込み、息詰まる攻防戦が続きます。この大接戦を制した大島・田島ペアはフルゲームの末、勝利し、福田中学校は準決勝進出を果たしました。
地元の大声援にも後押しされ、勢いに乗る福田中学校。準決勝の相手は去年のこの大会、決勝戦で敗れた相手・埼玉栄中です。2連覇中、そして8年連続で表彰台に上がり続けている強豪に立ち向かいました。
福田中は、第1ダブルスは落とすものの、第1シングルスのエース・岡本が一進一退の攻防を繰り広げます。第1ゲームは取られたものの、第2ゲームはデュースの末、取り返し、望みをつなげます。
そして、隣のコートで始まった第2ダブルスの大島・田島ペアも、岡本選手の勝利を信じ、前の試合に続く大熱戦を演じます。
しかし、その思いもあと一歩届かず、岡本選手は第3ゲームを18対21で落とし、去年のリベンジ、そして決勝進出を果たすことはできませんでした。
残念ながらあと一歩及ばず、準決勝で敗れてしまいましたが、福田中学校の快進撃は、地元開催に華を添え、大会を盛り上げてくれました。




