総社高校は新年度から地域をフィールドにした探求学習を強化するため、官民学が連携して推し進める協議会を設立することになりました。
総社高校が設立する「地域学校協働活動推進協議会」は、総社市役所、岡山県立大学と地元NPO法人や社会福祉協議会などの地元団体で組織します。
総社高校では2020年度から総社に関わる課題を生徒自ら見つけ、情報を集め、整理・分析する「地域探求」の学習を行っています。
これまでに、総社市発祥のハッカと経済循環をテーマにしたものや、マスク不足解消と障がい者雇用の面で市役所がプロデュースしている総社デニムマスクの開発経緯をまとめていて、さっそく成果も現れています。
新年度からは普通科が単位制になることで、1年生はこのような「探求学習」が必須科目になります。
高校では、持続可能な学習環境を整えるため、地域との連携強化を図りました。
今後は、江戸末期の古民家「旧堀和平邸」を活用しながらまちづくりに携わるNPO法人の副理事長高山和成さんをコーディネーターに招き、「Soja探求」のカリキュラムを組みます。
新年度からは、調査や分析だけでなく、提言した内容をもとに生徒自ら実践することも視野に入れています。
また、2020年度から行っている地域の人にインタビューして内容をまとめる「聞き書き」活動も、探求学習の一環で継続する方針です。




