今年度末で閉校となる倉敷市立霞丘小学校で閉校式が開かれました。
児童や教員、地域の人々に見守られ、55年間の歴史に幕を下ろします。
児童数の減少などを理由に、今月いっぱいで閉校することになった霞丘小学校。
あす(25日)の修了式を前に閉校式が開かれ、卒業生した6年生3人を含む児童5人をはじめ、教員や学校関係者などおよそ60人が出席しました。
式では、5人の児童が合唱やハンドベルの演奏を披露し、閉校する学校への想いや感謝のメッセージを届けました。
そして、閉校の決定を受け、児童が作詞に携わったオリジナルソングが披露されました。
式の後は、地域住民に向けて校舎が公開され、卒業生などが思い出話に花を咲かせていました。
霞丘小学校は、昭和42年に川崎製鉄の従業員世帯を対象にした小学校として開校しました。
昭和48年度には600人を超える児童が在籍しましたが、社宅の撤去に伴って児童数は減少。
市の教育委員会は設立当初の役割を終えたとして、今年度末の閉校を決めました。
開校から55年間、地域の中心として親しまれてきた霞丘小学校。
これまでに2389人の児童を送り出してきました。
まもなく閉校の日を迎えますが、霞丘小学校で育んだ「強く 正しく すこやかに」の精神は、卒業生たちが繋いでいきます。




