新型コロナワクチンの抗体の量などを調査している川崎医科大学の研究チームは3回目の接種を行うことで抗体の量がおよそ17倍に増加したことを発表しました。
川崎医科大学の新型コロナワクチンの研究チームはファイーザー社のワクチンを3回接種した医療従事者790人から集めた研究データを公表しました。
研究データによると2回目接種を行ってから半年が経過すると2回目の接種をした4週間後と比較し85・3%抗体の量が減少することが分かりました。
さらに3回目を接種するとその6週間後には16・8倍まで抗体の量が増え2回目接種後以上に上昇したということです。
川崎医科大学中野貴司教授
「ブレイクスルー感染を起こす要因の一つとして接種をして日数が経つと約85%抗体価が落ちる。
元々の15%になってしまうので免疫の力が弱くなるので感染してしまう。
3回目の接種の効果は体の中に免疫学的記憶があるので追加の接種を行うと非常に良い免疫がまたつく。
3回目の接種としては非常に効果があると私達は考えています」
また2回目接種後の副反応で寒気や発熱の症状があった人は抗体価が高くなる傾向にあることも分かりました。
研究チームでは今後も抗体の量の変化について調査を進めていく考えです。




