倉敷市の川崎医療短期大学で卒業式が行われました。
新年度から岡山市に移転するため、現在の校舎では最後の式典となりました。
式は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、保護者は動画配信で見守り、在校生は代表者のみの出席となりました。
今年度卒業するのは、看護科47期生129人と、医療介護福祉科20期生14人です。
秋山祐治学長は、「最良の医療福祉サービスの提供に努めるだけでなく、時代とともに変化する社会のニーズをとらえ、幸せな医療福祉社会の実現に向けた一助となることを期待します」とはなむけの言葉を贈りました。
そして、卒業生を代表して大林加奈さんが今後の決意を述べました。
「大学生活での出会いを大切にし関わってくださるすべての方に感謝の気持ちを忘れず、医療福祉従事者として、1人の人間として、社会に貢献していけるよう努力してまいります。」
川崎医療短期大学の現在の校舎は竣工からおよそ50年が経ち施設の老朽化が進んでいます。
そこで、川崎学園創立50周年記念事業に合わせて4月から岡山市中心部へ移転することになりました。
体育館などの一部の施設は今後も授業で使用しますが、倉敷市の校舎から卒業生を送り出すのは、今年で最後となりました。
川崎医療短期大学の新しい校舎は、岡山市北区中山下に新設されています。
岡山キャンパスには、校舎のほかに川崎医科大学総合医療センターと高齢者医療センターも隣接され、教育や研究、診療の新たな拠点を目指します。




