今月1日から、あす(7日)までは春の火災予防運動週間です。
玉野市消防団は大規模な林野火災に備えようと、遠距離の中継送水訓練を行いました。
訓練は、深山霊園奥の山中から出火し「林道深山線100トン水槽」付近一帯で延焼拡大していることから、100トン水槽の水は使えないという想定で行われました。
訓練には、玉、向日比、渋川、常山、大崎、金甲の6分団の団員など合わせて52人が参加。
玉分団のポンプ車で深山公園内の池から水をくみ上げると、その間に各分団が62本のホースを素早くつなぎ合わせ、中継地点に小型のポンプを設置していきます。
池から1・2キロメートルほど離れた出火地点で放水が行われたのは、訓練開始から26分で、これは例年よりも10分程度早いということです。
この送水訓練は春の火災予防運動に合わせて毎年行っているものです。
各分団の連携を深め、効率の良い消火活動を行えるようにし、火災の被害を軽減することを目的としています。
玉野市内では平成23年に石島で、島の4分の3、およそ240ヘクタールを焼く大規模な林野火災が発生しています。




