高校の工業科で学ぶ生徒たちが技術を競う、ものづくりコンテストの化学分析部門の中国地区大会が、倉敷市で開かれました。
高校生ものづくりコンテストは、これからの産業の担い手となる若い世代の技術や技能水準の向上を目的に開いているもので、木材加工や電気工事など7部門で行われています。中国地区大会の化学分析部門の会場となった県立倉敷工業高校には、各県の代表者8人が出場しました。化学分析部門の課題は、2時間半の制限時間内に市販の酢を混ぜ合わせた試料水の中の酢酸の含有率を調べ、測定結果を報告書として提出するものです。審査には、岡山県計量協会や環境保全事業団の職員など3人があたり、測定の精度や作業態度、安全面などをポイントに審査を行いました。さらに薬品や器具の使用方法、実験手順なども細かくチェックされ、生徒たちは、緊張した面持ちでひとつひとつ丁寧に作業を進めていました。この大会の優勝者は、10月に茨城県で行われる全国大会に出場します。
高校生ものづくりコンテスト(化学分析部門)中国大会
1位 山本晃司君(岡山県立水島工業高校3年)
2位 山下寛二君(岡山県立津山工業高校3年)
3位 豊島宏樹君(山口県立下松工業高校3年)
全国大会
日時 10月16日(土)~17日(日)
場所 茨城県立水戸工業高校




