早島町の新年度当初予算案が、町議会に提案されました。
一般会計の総額は56億円あまりで、防災やまちづくり分野のハード整備に予算を増やしています。
一般会計の総額は56億7000万円で、前の年に比べ6.4%、額にして3億4200万円増えています。
これは、町民総合会館ゆるびの舎の建設費が計上された1998年の67億円に次ぐ過去2番目の予算規模です。
施設の整備や改修などに使う普通建設事業費が、前年度から1億4000万円増加しているのが主な要因です。
主な事業を分野別にみると、まず防災面では、内水氾濫の防止に力を入れます。
古くなった弁財天排水機場の改修工事に1億2500万円、汐入川排水機場の改修計画策定に2000万円を充てています。
まちづくりの観点では、早島駅にエレベーターと屋根付きこ線橋、それに住民交流施設を一体的に整備する取り組みで、2022年度から実施設計を行うため、1800万円を予算化。
町役場の南側を市街化区域に変更するための調査で1800万円を計上しました。
また、去年リニューアルしたふれあいの森公園の駐車場を増やすため、3500万円の予算をつけています。
このほか早島町独自の取り組みでは、無料の町営バスの3ルートの運行に加え、少人数で乗り合う買い物バスの試験運行を今年10月以降に行います。
また、マイナンバーカードを健康保険証として利用できる手続きをした町民にマイナポイントを2500ポイント上乗せするための予算を計上しています。
新年度予算案は、町議会の今期定例会で審議され、16日の最終日に議決される運びです。




