高梁川流域の高校生による絵画作品を集めた展示が倉敷市立美術館で開かれています。
流域高校生絵画展は高梁川流域連盟の文化事業の一つとして平成12年度から毎年行われています。
今年度は倉敷市や総社市など高梁川流域の16の高校から152点の応募がありました。
会場には人物画や風景画、イラストなどさまざまなジャンルの作品が一堂に展示されています。
こちらは会長賞に選ばれた総社南高校1年生八木美穂さんの静物画です。
メインの牛骨を繊細な筆使いと丁寧な色づくりで存在感を表現し瓶やレンガなども材質が異なるモチーフの持つ魅力を表現しようと素直に対象と向き合ったことが評価されました。
特選には5人が選ばれました。
倉敷青陵高校の劔持好華さんの「水鏡」と題したこちらの作品は普段何を考えているかわからない自分を客観的に表現したそうです。
倉敷天城高校1年の大西宥宇さんは自画像を、大胆な色使いで力強く描いています。
そのほか、マスクをつけたままの自画像など、コロナ禍を感じる作品もありました。
流域高校生絵画展は今月6日(日)まで倉敷市立美術館で開かれています。
優秀作品は、4月から新見市を皮切りに12月まで流域の9つの自治体で巡回展示が行われます。




