KCTコミちゃん（倉敷ケーブルテレビ）

総社市出身の書道家、高木聖鶴さん高木聖雨さん、長谷川鶴山さんの作品が総社市民ギャラリーにそろって展示されています。

総社市名誉市民で文化勲章受章者でもある書道家の高木聖鶴さんと聖鶴さんの長男の高木聖雨さん、そして聖鶴さんの一番弟子だった長谷川鶴山さんの３人は総社市を代表する書道家です。
今回の展覧会は、今年新たに総社市に寄贈された聖雨さんと鶴山さんの作品と、 ２人に大きな影響を与えた聖鶴さんの作品 合わせて１６点が並んでいます。
聖鶴さんは「かな」の美を追求し気品のある「かな」と力強い漢字との調和のとれた美しく独特な書風の書道家として活動していました。
その弟子である鶴山さんも「かな」と漢字の作品を多く手掛けた書道家で今回はその中でも、超大字の動きのある作品が寄贈されました。
一方、聖雨さんは日本を代表する漢字書家で、青銅器の表面に刻まれていた中国の古代文字・金文を使った作品を手掛けています。
直線や曲線などいろいろな種類の線が組み合わさり、さらに墨の黒の部分と余白の部分のバランスも緻密に計算されていて絵画的な性質も伺えます。
「総社ゆかりの書家三人展」は来月６日（日）まで総社市民ギャラリーで開かれています。