木目込みの雛人形と下げ飾りの展示が倉敷市中央の日本郷土玩具館プラスワンギャラリーで開かれています。
木目込み雛とは木の切れ端や粘土などで作った人形の型に、着物の折れ目やしわの部分の切れ込みを入れた人形のことです。
まとう衣装は、江戸時代や明治時代に使われていた古い布です。
無地のちりめんや友禅、絞りなど様々な生地を6種類から8種類ほど重ね合わせているので、一体一体に違った魅力があります。
男雛と女雛の組み合わせは、コンパクトで玄関やリビングにも置きやすいことから人気を集めているそうです。
また、ひな人形と一緒に飾る「下げ飾り」も展示されています。
赤ちゃんが這って歩く姿や鶴をかたどったものは、子どもの健康や長寿の願いが込められています。
このほか、手すき和紙を使った張り子や土やガラスでできた人形など春の訪れを感じる個性豊かな飾りが並びます。
「木目込み雛と下げ飾り展」は3月6日(日)まで日本郷土玩具館のプラスワンギャラリーで展示されています。




