JR西日本岡山支社や総社商工会議所などは、県内一の製造出荷額を誇る総社のパンをPRしようと新たな取り組みを進めています。
JR総社駅前に店を構える地元で人気のパン店「ベーカリートングウ」です。
JR西日本岡山支社や総社商工会議所などが企画したのは、焼きたてのパンを一般客が乗った列車を使って運び岡山駅で販売する取り組みです。
今回の実験では、ベーカリートングウのロングセラー商品「バターロール」を岡山駅へ届けるまでの輸送の流れや安全性を確認します。
パンを受け取った運送業者は、駅構内にコンテナを運び、到着した電車へ慎重に積み込んでいきました。
コンテナは運転席の近くに置かれ、固定のベルトが外れないか、乗客の邪魔にならないかなどを確認しながら運んでいきます。
そして、電車に揺られることおよそ30分。
岡山駅へ到着し、販売店のスタッフがコンテナを店へ運び、スムーズかつ安全に実験を終えました。
JR岡山支社は、旅客列車を使った貨物輸送を通して、地域産業の活性化に取り組んでいます。
今回、総社商工会議所などと連携し、製造出荷額県内1位の総社のパンをパン消費量全国1位の岡山市に届けることで、総社市のPRに繋げたいと考えています。
JR岡山支社などは、今後も実証実験を重ね、最終的には、総社市内11のパン店の商品の輸送販売の実現を目指していきます。




