今年の干支・寅のはりこや土人形などが並ぶ企画展が、倉敷市の諸国郷土玩具館で開かれています。
岡山県指定の伝統工芸品・倉敷はりこや、勇ましい表情が印象的な福島県の三春張子。
会場には、全国各地の干支がモチーフの郷土玩具およそ300点が並びます。
このうち、今年の干支・寅のはりこや土人形は180点ほど展示されています。
こちらは、今年の年賀切手に採用されている京都の山科毘沙門堂魔除張子虎面。
後継者がおらず昭和50年代を最後に作られなくなった貴重なものです。
緑色の眉が特徴的な寅は、三大土人形の1つ・伏見土人形です。
かつて、伏見神社の参拝客が寅をはじめ様々な土人形を地元に持ち帰り広めたことから、土人形の祖とも呼ばれています。
そのほか、津山の竹細工の寅や、車に乗った熊本の宇土張子など、青森から沖縄まで全国各地の郷土玩具が集まっています。
今年の干支の作品に加えて、年賀切手に郷土玩具が採用された昭和29年以降の切手と玩具およそ60年分も展示されています。
「干支の郷土玩具展」は、来月13日まで諸国郷土玩具館で開かれています。




