西日本豪雨災害で被災した倉敷市真備町岡田地区の住民は災害の記録を伝える新たな防災冊子を作成しました。
真備町岡田地区では住民が主体となり災害の記録を伝える冊子を3部構成で作成しています。
2020年2月に完成した第1部では「逃げる」をテーマに災害発生の避難についてまとめました。
そして今回完成したのが「その2 いきる」です。
災害発生直後からおよそ3年間、地区の住民がどのように生活してきたのかおよそ600枚のアンケートをもとに避難所での生活やそこで困ったことなどが住民のリアルな声と共にまとめられています。
また、被災直後から3年間での住居の移り変わりや被災後に必要な手続きなどもまとめられていていざという時に役立つようになっています。
また、冊子では住民の生活だけでなくいち早く復旧したスーパーやコンビニなどの事業者の声や行政の働き、ボランティア活動についても掲載されています。
災害発生からおよそ3年半。
住民の声をもとに完成した冊子が記録としてだけではなく災害の備えとして活用されることを期待しています。
岡田地区の防災冊子「その2 いきる」は地区の住民に配布されたほか倉敷市内の図書館や市役所本庁などで配布されています。




